梅毒(ばいどく、Syphilis。黴毒とも)とは

梅毒(ばいどく、Syphilis。黴毒とも)は、スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマ(Treponemapallidum)によって発生する感染症、性病。試験管内の培養は不可能のため、病原性の機構はほとんど解明されていない。1998年には全ゲノムのDNA配列が決定、公開されている。梅毒が歴史上に突発的に現われたのは15世紀末であり、そのため本病の由来については諸説ある。梅毒は15世紀以前から旧世界(ヨーロッパ・アジア・アフリカなど)に存在していたとする説。古い法令に梅毒に関するものがあるなどとするが、本病による病変を示す人骨等の具体的資料は無く、支持者はほとんどどいない。梅毒は、症状が非常に軽い状態で旧世界に古くからあったとする説。現在でも熱帯地方を中心に、皮膚に白斑が生じる程度の「ピンタ」、潰瘍を生じる「ヨーズ」など軽症のものがあるが、これらは梅毒トレポネーマにより起こることから、旧石器時代(1万2000年以前)にピンタかヨーズが発生し、人類の間に広がり、15世紀末にヨーロッパでトレポネーマに変異が起きて梅毒が生じたとする。
update:2009年08月26日